グアムの新型コロナウイルス感染者の累計2,000人を超える 感染による死者は31人に
引き続き新型コロナウイルス感染者が増加を続けているグアム。依然、規制緩和段階は最も厳しい段階の「PCOR1」 が維持され、最高レベルの警戒体制が敷かれています。
9月18日現在、グアム島内での新型コロナウイルス感染者数は、治療又は隔離中の感染者587名、隔離療養の解除又は治癒した感染者1,427名、亡くなった感染者は31名となっています。累計数は2,045名まで増え、ついに2,000人を突破しました。人口約16万人のグアムでこの数字は、状況の深刻さを物語っています。
そんな中、グアムのルー・レオン・ゲレロ知事は昨日新たな知事命令を発令しました。その概要について、今回も在ハガッニャ日本国総領事館が発表した「新型コロナウイルスに関する情報について」より抜粋してご紹介します。
・9月18日正午までを期限としていた外出禁止令を9月25日正午までに延長する。
・必要不可欠でない小売店(グアム衛生保健局のガイダンスに従うことを条件とする)及びレス トランにおいて、事前注文したものを引き取るために入店することを認める。
・人が集まる行為(集会等)は禁止とする。なお、8月29日正午より宗教上の集会は一定の条 件の下、駐車場において実施することは認める。 ・グアム保健局のガイダンスメモで定められた業種以外の商業活動は禁止とする。
・公立・私立学校の施設を閉鎖する。なお遠隔授業(オンライン授業等)は許可する。 ・8月29日正午より、ビーチや公園はソーシャルディスタンスを確保することを前提に、個人
の運動目的に限り利用を許可する。
・全てのグアム来島者に対し、政府指定施設等での強制隔離措置を実施する(注:感染者が発生していない国からの来島者を除く)。
グアムは観光の再開もまったく目処が立たない状況です。最低でもあと3年から5年くらいかかるのでは、と考える関係者もいます。配偶者がチャモロ人以外のグアム在住日本人も、次々にグアムを離れています。
グアム島内は今後、さらなる経済と治安の悪化が心配されます。
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